#122 チーム力を発揮する日本人

 平昌オリンピックもいよいよ最終日。どの種目の、どの国の選手も、結果によらずお互いを称えあう姿には心から感動した。
 そして、今回のオリンピックで私が目を引いたのがしたのはスピードスケート女子団体パシュートの金メダルであり、何よりもチームの力で勝ち取ったことは、日本人らしく嬉しくもあった。
 報道によれば、1年のうち300日も一緒に過ごして磨き上げたチーム力という。こうしたチーム力を日本の伝統として、今後のオリンピックにつなげていくにはどうしたら良いのだろうか。日本人はとかく神話を信じてしまう。例えば、安全神話などであが、日本のモノづくり企業には、このところ不祥事の発覚が相次いでおり、しかも、それが90年代から続けられてきたというケースもある。
 チーム力は日本のお家芸としても、それを伝統の力として維持していくためには、チームに属する一人ひとりの努力や家族の協力の積み重ねに頼っていく訳にはいかない。チーム力を醸成するのは、社会全体の理解、チームを支える組織の力なくしては成り立たない。
 個の力を前提とした組織マネジメントのあり様とは異なる、チーム力を伸ばしていく組織マネジメントのあり方を日本人は編み出していかなければならない。これまで欧米の知識を学んできた日本人だが、これからは日本人の知恵と思考の力が試されるのだと痛感している。

サステナブル・イノベーションズ株式会社 代表取締役社長 池邊純一

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