MX  “Management Transformation” 支援

MX  “Management Transformation” は「経営変革」に対して当社が使用している呼び方です。

「経営変革」に関連して、最近では「データドリブン経営」 という言葉が用いられています。簡単に言えば「企業が様々な活動を通して収集したデータを統合的に活用して、果敢に意思決定し、経営計画を立案し、また、経営環境の変化の兆しを捉えて迅速に判断し施策を講じて実施を推進し、差異が生じれば即座に対処していくこと」だと言えます。

1.データドリブン経営の3つの論点

日本の経営の特長を「勘・経験・度胸」に例えられてきました。しかし、VUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)の今日においてはデータに基づいて意思決定し施策を講じていくことが重視されるようになってきました。「経営変革」の本質は「データドリブン経営」への変革であると言っても過言ではないでしょう。もちろん、血の通った経営にはデータに基づいた上での「勘・経験・度胸」は必要ではありますが。

しかし、そもそも、現実的の企業経営において「データドリブン経営」は可能なのでしょうか? 例えば、経営のダッシュボードやコックピット経営など、これまでもデータに基づいた経営の必要性は語られてきたにも関わらずです。そこで、ここではまず、現実に即して「データドリブン経営」について、3つの論点から掘り下げて考えていくことにします。

  

1.1. そもそも、「データドリブン経営」とは何か?

実際の経営の現場では、下図「データドリブン経営のイメージ例 KPIマネジメント(生産、販売、在庫の連鎖)」に示すように、多くのことが連動して起きています。この動きを捉えて、経営の意思決定をしたり、経営環境の変化に適応するために経営判断と施策の策定を行ったりします。その動きを捉えるものが指標(KPI、PI)と言われるものであり、KPIマネジメントがデータドリブン経営と言われるものです。

  

データドリブン経営とは、個々の指標の値そのものではなく、全体として大局的に捉えることと、その動き(傾向)です。そして、そうした動きに対してどのようなアクションを講じるべきかという判断基準と施策の組み合わせです。

1.2. そもそも、「データドリブン経営」と言うけれども何をしたら良いのか?

「数値化しなければ管理できない」とよく言われます。上図「データドリブン経営のイメージ例 KPIマネジメント(生産、販売、在庫の連鎖)」にあるように、指標の動きを捉える指標体系を作って管理するのが良いでしょう。しかし、幸福を数値化することと同じように、数値化しても虚しいものもあります。データドリブン経営で大事なことは、全体として大局的に捉えるために、定量的に把握できる指標と定性的な要因を組み合わせて捉えることです。データには意味がありませんし、データとして捉えたその時から過去のものです。そこに解釈を加えて意味を持たせるのが定性的な要因であるとも言えます。

組織はどうしても縦割りとなるものであり、また、管理階層によっても、データが分断され遮断されてしまいます(サイロ化、属人化)。さらには、ロケーション(離れた場所との間)によっても鮮度や解釈が異なってきます。「モノ」「カネ」というものの見方によっても捉え方が異なります。データドリブン経営を実現するために、まずは、こうしたことを克服するための仕組みを作ることです。指標にはオーナーを割り当てて、ネットワークを使って明細データを共有して管理するようにすると良いでしょう。

最後に、データドリブン経営にとって最も大事なことは、捉える指標の値に意図を持たせて管理すること、すなわち、目標を定めることです。結果としてこうなったという日和見的な管理ではなく、目標値と実績値(実推値)で管理して、差異を分析してフィードバックしていくことです。

1.3. 1.そもそも、 「データドリブン経営」によって何が変わるのか?

先に「勘・経験・度胸」の経営に触れました。また、上記のように場当たりの経営も触れました。データドリブン経営ではこうした経営と決別するということです。

経営環境が短期間に激変することもあります。データは過去のものですから、現象が起きてデータとして捉えてからでは後の祭りです。捉える指標の値に意図を持たせてフィードバックループによって管理していくことで、少しでも早く変化の兆しを捉えて適応して行動することができるようになるでしょう。

2.データドリブン経営の構図

下図に「データドリブン経営の構図」を示します。組織には、どんなにフラットな構造であっても管理階層が形成されます。また、最近ではビジネスエコシステムの構築が重視されるようにもなってきました。データドリブン経営の主語は経営者だけではありません。協業している外部の企業の人たちも、また、現場で協働している一人ひとりもその役割を握っています。

それぞれの現場には、現場独自の専門的で詳細なデータが蓄えられています。ナレッジマネジメントはそうして蓄えられたデータに基づいて構築された知識を登録/閲覧/再利用できるようにするものです。

それぞれの現場には専門的で詳細なデータが蓄えられていますが、経営の意思決定そのものにそうした細かいデータは必要ではないかも知れません。上図「データドリブン経営」の上部に向ってデータは全体像を捉える情報として集約され意味づけられていきます。人にはバイアスが働き、自分にとって都合の悪い情報を隠してしまうものです。また、恣意的に情報を捉えることもあります。データドリブン経営においては現場データを共有できるようにしておくことと、恣意的な解釈が紛れ込まないように客観的に集約され意味づけられていく流れを作っておくことが必要です。

3.MX “Management Transformation” 支援

当社が提供しますコンサルティングサービスは「トランスフォーメーション戦略の構想」です。service and proposal のページに示す様々なコンサルティンコンテンツやサービスプログラムによって、データドリブン経営に必要な指標体系、指標管理体系を構築していくことを目指しています。

  

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