#111 内発的に自律して働く働き方への改革

 生産性の高い働き方は、誰かが指示をして、その通りの仕事を効率よくこなせるようにすることばかりではない。
 また、自分で自分なりの目標を設定させ、その目標達成のために懸命に働かせて成果で報酬を支払う方法にも限界がある。より高い目標を立て続けること自体にも限界があり、支払われる報酬にも限界がある。そして、その両方が満たされないと、目標管理と成果主義によるモチベーションは著しく低下する。
 大事なことは、その仕事を行うだけのその人にとっての大義があり、自分の心の奥底でその仕事を行いたいと思えるかどうかである。内発的な動機づけは、その人を最大限にドライブする。
しかし、内発的にドライブされた仕事を、自分の思い通りにできないなら、あるいは、周りの人がその人の仕事を過少評価したなら、そのモチベーションは完全に失われる。
 働き方改革は、制度面だけではなく、如何に内発的に動機づけをして、如何に自律的に働けるようにするかという改革であるべきである。ダイバーシティにせよ、時間や場所に拘束されない働き方にせよ、これらは、一人ひとりが内発的動機づけの下で自律的に働ける環境を整えるためのものとしてデザインされなければならない。

サステナブル・イノベーションズ株式会社 代表取締役社長 池邊純一

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)