#63 AI(人工知能)をサステナブル経営に活かす (3) 経営に人工知能を位置付ける

 経営と言う言葉は、企業または企業グループにおける経営者の役割、経営の機能、リーダーシップ、ガバナンス、投資など、様々な活動を対象として用いられます。

 一方、本コラムでは、組織として行動していく際の様々な[思考]という視点で[経営]という言葉を捉え、掘り下げていくことにします。
 
 [経営]に関わる[思考]は広範で、目的の明確化、組織内での合意形成、戦略構想、目的を実現するための様々な施策の策定、実施に関わる全ての過程において展開されていきます。
 そして[経営]における[思考]の結果は、データの捉え方の規定と分析の仕方の規定(情報の収集)、情報の意味付け(情報の共有)というフィルターを通して、[意思決定]という過程で結論づけられていきます。

 [意思決定]は、①あらゆる経営の局面で、②一貫した[思考]に基づいて、③状況に即応して求められるものです。本コラムでは、以降、この[意思決定]という過程に着目して、AIをどの様に活用できるのか、その可能性を探っていくことにします。

※[経営][意思決定]等は[思考]という視点で捉えているという意味を持たせて、[ ]をつけて記しています。

サステナブル・イノベーションズ株式会社 代表取締役社長 池邊純一

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