#54 サステナブル・サイクルの実現に向けて (1) サステナブル・サイクル デザインコンセプト

サステナブル・サイクル デザインコンセプト

弊社の事業方針は、“サステナブル Sustainable” を中核の思想(ポリシー)に据えて「社会の持続可能な発展」と「企業の持続可能な成長」を実現していくこと、すなわち、持続可能な社会の発展へとつながるイノベーション、そうしたイノベーションを興しうるために必要な経営革新、組織の変容、技術革新が連鎖し繰り広げられていくことで、企業の持続可能な成長へとつながっていくこと、そうした連鎖が心豊かな社会へとつながっていくことこそが弊社の目指す未来像です。

 

『サステナブル・サイクル』 は、こうしたサステナブルを中核とした「社会の持続可能な発展」と「企業の持続可能な成長」の間で巻き起こる好循環であり、その好循環の実現を目指した基本思想が 『サステナブル・サイクル デザインコンセプト』 です。

 

【サステナブル・サイクル デザインコンセプト】

 

この『サステナブル・サイクル デザインコンセプト』は、Layer1?Layer5 の5つの階層から構成され、最も深層にある根底の階層(Layer1)には、中核の思想(ポリシー)である “サステナブル Sustainable” があり、最上の階層(Layer5)には、社会の持続可能な発展と企業の持続可能な成長があり、実現化する世界へのビジョンとして目指していく。Layer2 は、様々な視点からものごとを捉えて仮説(アブダクション)を構想していく上で必要な情報や知識、思考の定石などを蓄積し、その中から新たな発想へのきっかけや深掘りしていくためのシンキングベース(アブダクティブ・リポジトリ)となる階層である。Layer3 は、サステナブルを考える上で求められる思考を実現する階層であり、規定された思考方法(どうやって考えるかを示した思考手順とフレームワーク)により、その先(目の前に見えているものの先)を見る視点に立って、将来や周囲との関係性を解き明かし考えていく階層である。組織学習はこの階層の中で繰り広げられ、色々な思惑や葛藤を調整し、現実との乖離を埋め、仮説の実効性を試していくによって、その先を解き明かしていく能力が研ぎ澄まされていく。Layer4 は、サステナブルに向けた組織学習の結果を実現する、すなわち、サステナブル・マネジメントを計画し実行していくための階層である。 “見透せる化” によって、マネジメントに必要な指標と目標を明確化する階層である。

 
サステナブル・イノベーションズ株式会社 代表取締役 池邊純一

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