#254 破壊的イノベーションとサステナビリティ・トランジション

 イノベーションは経済発展の理論です。当社では「社会の変革を引き起こすイノベーション」を特に「破壊的イノベーション」と呼んでいます。そして、イノベーションが上図の循環的プロセスに沿って新たなイノベーションを巻き興して社会を発展させていくという好循環による経済成長が イノベーションが上図の循環的プロセスに沿って新たなイノベーションを巻き興して社会を発展させていくという好循環による経済成長を イノベーショナル・エコノミー と呼んでいます。
 
 一方、国連が「SDGs」を提唱したことにもより、特に、地球温暖化問題と人権問題を解決するための取り組みについて、世界中で議論が巻き起こってきています。しかし、2030年までの目標として掲げられた「SDGs」も、政治的な思惑が様々に入り乱れて、その達成は危ういものと思われます。現時点の結論は、現時点では「サステナビリティ」は実現されていなものの、「サステナビリティ」の実現に向けての移行期 「サステナビリティ・トランジション」 の段階であると言えます。
 
 とは言え、地球温暖化問題と人権問題を解決するための様々な取り組みが、世界中で社会変革を巻き起こす可能性を秘めていうことも事実です。言わば「SDGs」への様々な取り組みは破壊的イノベーションに直結すると言っても過言ではないでしょう。そして、もし、そうであるとするなら 「サステナビリティ・トランジション」 である現在は、イノベーショナル・エコノミー のひとつの過程期にあるとも言えます。
 
 では、「サステナビリティ・トランジション」 の過程を イノベーショナル・エコノミー の過程と重ねて考えることはできるのでしょうか?
 当社では、この問いかけに対して「Yes」であると考えています。即ち、現在、多くの企業を重い腰を上げて サステナブル(持続可能な:“Sustainable” ) の実現(「SDGs」の目標達成)に取り組みを始めていますが、それは イノベーショナル・エコノミー の一つの過程のどこかににあると捉えることができます。サステナブル(持続可能な:“Sustainable” ) の過程がいまだエンジニアリングになっていないとは言え、この考え方から類推することで サステナブル(持続可能な:“Sustainable” ) への取り組みもある程度はエンジニアリング化することが可能ではないかと考えられます。
 
サステナブル・イノベーションズ株式会社 代表取締役社長 池邊純一

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