Serendipitous Intelligence

 世界には様々な社会問題が山積し、そこには解決しなければならない社会的課題が複雑に絡み合いながら無数に存在しています。
 グローバルな政策や国の政策のその先に、企業が社会的課題を具体的に解決していく第一段階の取り組みは、夫々の企業が、本業としての事業の強みを発揮していくために描いてきた「戦略的な技術ロードマップ」と「社会的課題解決策」を結びつけて「新規事業開発型ソリューション」を構想することです。そして、それを事業領域の根底にある志(経営哲学)に結びつけて、未来を切り拓いていく企業のコアコンピタンスとして“Sustainable Development Solution” (【参考文献】[1] )を位置づけてビジネス化していくことです。これは直感的にも分かりやすい取り組みです。
 一方、ディスラプションを興していくためには、技術の将来像(技術革新)とともに社会の未来像(社会変革)を描く必要があります。最近では、パーパス(生きていく目的、存在意義)が重視されてきていますが、本来、パーパスは社会的視点を起点として、企業が社会の中で、また、そこで働く個々の人たちの間で「未来社会をこうしたい」という思いを共有することによって培われる社会的な存在価値です。
 社会的課題を解決していく取り組みの第二段階は、このパーパス(生きていく目的、存在意義)によって“Sustainable Development Solution”を意味づけて「社会変革型ソリューション」に練り上げてビジネス化していくことです。これには「生きていく目的、存在意義」の深掘りをする「根元を追求する思考」が必要となります。

Serendipitous Intelligence (TM) システム

 『社会変革構想モデル』の作成においては「新規事業開発型ソリューション」から「社会変革型ソリューション」の発想へと思考そのものを変革しなければなりません。当社が独自に開発した思考方法論『Trigonal Thinking(TM)(ソリューションを「高い」「広い」「多様」「深い」「隠れた」視点で捉えて考えるための思考方法論)』にはそれを支援するツール(知的思考システム)が必要となります。
 本『Serendipitous Intelligence (TM) システム』は、上記の第二段階の「根元を追求する思考」を支援するツールです。

  1. 事業領域の言葉と社会変革の言葉を結びつける
  2. 事業領域の根底にある思いやその目指す目的を記述する言葉と、当社が開発してきた『ビジネス知識データベース“Business Knowledge Network”』(【補足】[1] 参照) に記述されている社会変革に関わる言葉が、どれぐらい一致するかを評価します。

  3. 社会変革へのシナリオを構想する
  4. 上記で一致度の高い言葉を組み合わせて『社会変革のシナリオ』を構想します。

  5. 社会変革構想モデルを描く
  6. 上記『社会変革のシナリオ』に基づいて『社会変革構想モデル』(体系図)を作成します。

 

Serendipitous Intelligence (TM) システムによる『社会変革構想モデル』作成手順

Serendipitous Intelligence (TM) システムによる『社会変革構想モデル』作成の手順は以下のようになります。

①思考の戦略を考える 「Trigonal Thinking TM」
②全体の構図をイメージする 「社会変革構想モデルの考え方」
③人の根元的な望みを深掘りして事業のパーパスを考える
④「Trigonal Thinking TM チェックリスト」により事業のパーパスを深掘りする
⑤「Business Knowledge Network (BKN)」を参考にして事業のパーパスを深掘りする
⑥サステナブルソリューションを構想する知的思考 「事業のパーパスと社会変革の言葉のセレンディピティ」
⑦事業のパーパスから社会変革のシナリオを構想する (BKN 社会変革観点体系)
⑧社会変革構想モデルフォームへのマッピング

 

『Serendipitous Intelligence』にご関心のある方は こちらより お気軽にお問い合わせ下さい。あるいは、info@clem.co.jp  サステナブル・イノベーションズ株式会社宛にご連絡下さい。

 

【補足】

  1. Business knowledge Network (BKN) は、社会問題や解決への取り組み、人々の暮らしの中の深層にあるニーズやコーズ(社会全体がこうあって欲しいという思い、周辺の人達にこうしてあげたいという心遣い)、経営施策を網羅的(MECE)に集めた施策の辞書です。しかし、単なる施策を集めた知識データベースではなく、様々な施策を大局から深層へブレークダウンして構想する、すなわち、『根元を追求する思考』の道案内となるように、当社が独自にデザインし構築したものです。(詳細は Thinking Technology をご参照下さい)

【参考文献】

  1. “Sustainable Development Solution” という言葉そのものは、国連が2012年に設立した SDSN “Sustainable Development Solutions Network”(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)の中で用いられています。(こちらにつきましては SDSN Japan ホームページ:http://sdsnjapan.org/