思考の方法論 “Trigonal Thinking V2”

当社ではトランスフォーメーションを構想するための思考の方法論として “Trigonal Thinking TM ” を提唱しています。

トランスフォーメーションを構想することは極めて複雑な思考となります。 “Trigonal Thinking TM ” はものごとを漫然と捉えて考えるのではなく、どんな視点で考えるかを整理して思考しようという方法論です。

  1. 何よりも、まずは、社会を俯瞰して社会の趨勢を捉えようというのが「高く」という思考です。それには現在だけでなく、歴史観も、未来への予見(フォーサイト)も必要です。
  2. 状況をきちんと捉えるためには「広く」データを収集して客観的に分析し評価することが必要です。客観的に捉えるためには指標が必要となります。企業経営においては経済合理性に基づいて、定量的管理を行います。
  3. 社会的価値を創造する人を中心に捉えた「多様に」という思考が大事です。今日では特に、倫理的な公正性、多様性、包摂性が重視されています。
  4. また、深掘りして本質を「深く」追求することも必要です。これは、根元的な普遍性を追求する思考でもあります。最近ではパーパスの重要性が再認識されてきています。企業の存在意義と個々人の生きる目的との調和が必要になります。
  5. 人には認知バイアス(正常性バイアス、現在バイアス、現状維持バイアス等)、あるいは、社会的ジレンマ問題や認知的不協和があり不合理に思考するものです。そのため様々なコンフリクトが発生します。一つの考え方に固執することなく「批判的に」思考することが必要です。
  6. しかし、いくら「高く」「深く」「広く」「多様に」「批判的に」を思考しても、自分自身に納得感が得られなければ絵に描いた餅にしかなりません。「リフレクション」は他人事で思考するだけでなく、自分事として、自らに振り返って心で感じ取り、自らの意志として思考回路に組み込むことを意味します。それは、組織の中で個々人間の相互作用(コミュニケーション)をしながら深められていくものでもあります。
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