#222 マイクロコミュニティの社会基盤

 ここで言うマイクロコミュニティとは、地域社会、企業内、業界内で、思いを一にして共感しあえる者同士が自発的に結びつき、あるいは、ゆるいネットワークで結びついて、自律的に活動していく自己組織化されたゲマインシャフト型のコミュニティのことを想定している。マイクロコミュニティとしているのは、コミュニティに参加する人数ではなく、日々の目の前にある問題をきっかけにして有志の人達が、必要とされる場所や期間に、公式/非公式を問わず、自由に集まって活動するという意味合いを想定している。

 SNSが普及し一人ひとりが様々な情報を得ることができ、かつ、情報を発信できる社会においては、個々の人々は企業を通して社会(市場、顧客)とつながっているばかりでなく、社会の中で暮らしている様々な人達ともつながっている存在となる。そこでは、価値観や同じ問題意識を持っている人同士が共感によってつながり協創していくことが可能となる。これからの社会にあっては、企業内であろうと外であろうとも、社会のあちこちでこうした人達がつながり結びついて価値を創造していくことになる。

 20世紀が企業の時代だったとすれば、21世紀の社会においてはこうしたマイクロコミュニティの時代となり、その果たす役割が大きくなっていくものと考えられる。

サステナブル・イノベーションズ株式会社 代表取締役社長 池邊純一

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