SONOSAKI PLANNING V0

SONOSAKI PLANNING (TM)は、デジタル資本主義時代に持続可能な社会の発展へとつながるディスラプションを構想し、計画立案から実施管理までの一連の過程を支援するサービスです。

SONOSAKI PLANNING:
   Social, Organizations and of their Next Oriented Sustainable Approach with Knowledge database for Innovational planning

 
 これからの社会は「社会の持続可能な発展」(サステナビリティ)を追求していく社会となり、「社会的価値創造の競争」の社会となっていきます。これまでの様な「利潤追求の競争戦略」を描けば良いという時代は終焉し、生き残っていくためには「目先の儲け」ではなく、「社会の発展」という新たな価値を創造していかなければなりません。
 国連において2030年に向けた SDGs “Sustainable Development Goals” が策定され、投資家も、企業が ESG “Environment, Social, Governance” の視点で経営されているかで投資判断するようになり、顧客においても、社会や環境に配慮している企業の商品を買おうという傾向が強まってきています。
 これからの時代には、未来社会に視座した社会的価値創造の視点で新たな競争優位性を掘り起こしていくことが求められていきます。
 

これからのデジタル資本主義時代に求められる社会モデル

 今、世界はインダストリ4.0 を目指しています。コーポラティズムの先進工業国であるドイツ連邦政府がハイテク戦略として2011年に提唱し、日本も官主導により独自の視座する視点を加えた Society5.0 を提唱しました。18世紀のイギリスでの蒸気機関の発明に端を発する産業革命、20世紀における電気や内燃機関、コンピューターやインターネットの発明が新たな産業革命として続き、今や、全てのモノがインターネットにつながる時代となり、それがインダストリ4.0と言われています。もっとも、2004年にスウェーデンのエリック・ストルターマン教授が提唱したデジタル・トランスフォーメーション(ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること)を実現する技術(人工知能、脳科学、ロボット等)の進化がこれからの「社会の発展」の鍵を握っています。
 第1次から第3次までの産業革命は、大量生産・大量消費型の産業資本主義によるモノの豊かさ(裕福さ、富)のある社会を築き、デジタル・トランスフォーメーションは、デジタル資本主義による新たな価値を生み出してきています。しかし、これからの「社会の発展」に向けて、我々には3つの選択肢から進むべき道を選んでいかなければなりません。

  • 第一の選択肢:先鋭化(市場至上主義の先鋭化)
  • 第二の選択肢:回帰(20世紀以降の市場原理主義が除外してきた「共感」等の人間的な要素への回帰)
  • 第三の選択肢:社会関係資本の再生(自己責任を根底においた自由主義が破壊した社会関係資本を再生して心豊かさを追求する社会を創造する)

 市場至上主義の先鋭化の道を選べば、多くの人たちは自己の利益ばかりを追求(自己利益の最大化)しようとして、社会の中に経済格差は拡大し保護主義や社会の分断が進んでいきます。一方、デジタル・トランスフォーメーションにより産業を規定していた技術の境界は薄らぎ、様々な産業が融合(新結合)して新たな産業が生み出されていきます。モノの提供ではなくきめ細かいサービス価値(利便性)が高まり、社会が求めるパレート最適の解は、むしろ、功利性(最大多数の最大幸福)の方向へと向かっていきます。
 しかし、おそらく現実的な社会のバランスは『多様性のある社会発展と包摂的な経済成長』(すなわち、第3の選択肢)の中庸の道を自然選択し、「社会の持続可能な発展」と「人夫々の心豊かな暮らし」を目指して進化していくものと考えられます。そして、その進化にとっての障害を乗り越えて進んでいくためには、多様で寛容な社会実現へのブレークスルー(新たなイノベーションへの道筋)が必要になります。
 

持続可能な社会の発展(変革の道筋)

 では、多様で寛容な社会実現へのブレークスルー(新たなイノベーションへの道筋)を選択して「社会の発展」へと結びつけていくには、どうしたら良いのでしょうか? そこには、以下の4つの変革が必要となると考えられます。

  • 社会の変革 (多様さと寛容さの社会システム、包摂的な経済成長へと変革する)
  • 思考の変革 (変革に対する意識や既成概念を変革する)
  • 組織の変革 (変革を企画し実現する組織へと変革する)
  • 戦略の変革 (戦略管理そのものを変革する)

 社会を変革していくためには、まずは、一人ひとりが夫々に、21世紀の現代に相応しい未来社会の理想像(イメージ、ビジョン)を思い描かなければなりません。そのためには、社会システムやそれを受け容れる多様さと寛容さのある文化そのものの変革にも思いを馳せる必要があります。
 また、「目先の儲け」を目指して行動しても、世界中に広がった経済格差や貧困問題は解決しません。変革の構造としての社会システムや土壌である文化へのビジョンを構想するだけでなく、包摂的な経済成長のための行動(の規範)も変革していかなければなりません。
 20世紀の大量生産・大量販売型の産業資本主義に基づく発想、すなわち、様々な環境破壊や経済格差と貧困を生み出した発想は「社会の持続可能な発展」(サステナビリティ)を追求していく社会には通用しません。そして、自ずと、社会の変革のパラダイムも異なってきます。社会を変革するには、変革に対する意識や既成概念を変革し(思考の変革)、新たなパラダイムでの変革の過程と道筋を描くことが必要です。
 企業は、夫々の企業が描いている存在目的を実現する人たちの集まりであり、そこに、組織としての存在意義があります。「社会の発展」のために社会や文化、行動(の規範)、変革に対する意識の変革を構想しても、その変革の目的を共有して「社会の発展」を実現するためのディスラプション(ディスラプティブ・イノベーション)を興していくのは組織であり、そこに関わる全ての人々の一人ひとりです。そうした全ての人々の一人ひとりが企業の存在目的のためにベクトルを合わせて行動していけるように組織も変革されなければなりません。
 

変革実現に向けた取り組みの体系

 当社のSONOSAKI PLANNING(TM)は、上記変革を促進しするものです。ディスラプション(ディスラプティブ・イノベーション)には、新たな変革を発案していく創造的フェーズと、変革を実現するための計画立案と実行管理のフェーズがあります。
 Innovation Transforming(TM)は、新たな変革を発案していく創造的フェーズを支援するものです。また、イノベーションの過程と道筋を描くためのフレームワークや洞察を深める方法論 “Thinking Technology” (知識を集めたBKN “Business Knowledge Network” や Thinking Maps )を含んでいます。SONOSAKI PLANNING(TM)では、さらに、変革を実現するための計画立案と実行管理していくための管理ツールを用意しています。

詳細は キーコンセプト一覧 をご参照下さい。

 

SONOSAKI PLANNING (TM) にご興味のある方、ご質問のある方は、 こちらより お気軽にお問い合わせ下さい。あるいは、info@clem.co.jp  サステナブル・イノベーションズ株式会社宛にご連絡下さい。