Business Knowledge Network

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 Business Knowledge Network は、サステナブル・イノベーションズ株式会社が開発した、経営コンサルティングサービスを提供するためのビジネス知識データベースである。

 本ビジネス知識データベースの基本コンセプト Trigonal Thinking は、既存のビジネス知識の体系化にとどまらず、また、カレントなテーマについてのうわべだけの知見を説明したものでもなく、ものごとの論点を、広い視点で多角的に捉え、深掘りして本質を追究し、高い視点で大局的に思考できるようにすること である。

 現実の経営においては、成功体験が足枷になり、既存の発想から抜け出せないまま、いつの間にかじり貧の状態に落ち込んだりしてしまうといったことが散見される。グローバルな経済発活動が、地域の経済を押しつぶしてしまうこともあちらこちらで見受けられる。これらは、目の前のことだけに囚われて問題を捉え、それを解決しさえすれば良いとして課題を設定し、深く考えることなく行動しようとすることで引き起こされる問題である。いうなれば、問題意識に問題があるから引き起こされるより深刻な問題である。


21世紀に目指していく経営においては、問題意識の問題が十分に吟味される仕組みを講じていかなければならない

 全ての経営に関わる活動には目的がある。しかし、そもそも、その目的が過程で形成される以前に 問題意識に含まれる問題 があることが認識され、広く多様な視点から精査され、偏りがないか十分に吟味された上で設定されるべきである。  Business Knowledge Network は、基本コンセプト Trigonal Thinking を実現する下記の仕組みを提供していくものである。

  1. ビジネス知識を学問の知識体系からではなく、社会の視点-社会的心理生活の視点(暮らしの視点)-深層心理、経営の視点-組織心理 を広く多角的に探索し掘り下げて行くフレームワークとして構造化して整理していく。 Business Knowledge Network 内を隈無く探索していくことで、ビジネスを展開していくための地に足をつけた知 識を 広く-多角-深く 獲得することができ、且つ、目の前に囚われず偏った見方に固執した経営となることのない 大局的な視点も兼ね備えた経営 を実現する。
  2. 関連するキーワードや引用すべき論点を直接参照できる様にする。 関連する知識を紐付けて捉えることができるようになり、考慮すべき論点の見落としや思慮の不足といったことを防止する(MECE “漏れなく重複なく” の実現)。
  3. ビジネスの定石として経営理論に直接参照するに際しては、その採用の判断基準についても言及する。 現実の経営においては、時代や状況にそぐわない経営理論を持ち出して戦略を打ち出している場合が多い。この結果として、実態に合わない施策を強いることで、組織力が廃れてしまい、企業の競争力が低下し破綻に追い込まれることもある。 Business Knowledge Network では、この様なことのないように意識付けを行っていく。
  4. 一般論としての知識ではなく、経営環境や状況(scene,situation)に応じた具体的な施策に結びつけられる様にする。 ビジネス知識の多くは一般論であったり、上から目線の思考であったりして、実務に役に立たないものが多い。 Business Knowledge Network では、代替案となりうる具体的な幾つかの施策の洗い出しに結び付けていく。


 一方、目的を実現するための施策にも、状況に応じての優先度があり、予想外の擾乱を起こす因果があり、生じた結果に応じた新たな展開があり、まさに、ダイナミックに色々な施策を適宜適切に打ち出し繰り広げていかなければならない。

 言葉を換えて言えば、漏れなく重複のない広く多様な視点によって 問題意識の問題 をクリアし、一般論や上からの目線でなく打つべき施策(幾つかの選択肢のある代替案)を探索して見つけ出したとしても、それらは様々な視点から重み付けられて意思決定され、システム・ダイナミクスの形に落として実施可能なまでにブレークダウンされなければ、経営の仕組みとしては役に立たない。

 Business Knowledge Network は、とりうる施策(選択肢としての代替案の)や評価指標といったビジネス知識の情報源となり、これを元に、多様な基準で評価し意思決定する価値分析テーブルを作成していくことが可能となる。

論点


1.社会の視点

社会全体として抱えている諸問題について考察し、社会心理の視点から背景要因を掘り下げる。  これからの時代の企業経営には、経済発展に貢献し雇用の創出をしさえすれば良いというのではなく、社会の視点でものごとを捉え、事業を通して様々な社会問題を解決し、社会の発展に貢献していくという発想がなければならない。しかし、単に、社会視点を持てば良いという訳ではなく、上から目線でマクロにものごとを捉えていては解決につながらない。個々の問題をきめ細かい視点で捉えて、一人ひとりの困りごとを解決しようというデザイン思考と社会全体の仕組みを変容させていこうというシステム思考の両輪が必要である。事業を通して社会発展に貢献することで企業の社会的価値が高まる。 (社会の視点、社会問題に関する詳細はこちら)


2.生活の視点(暮らしの視点)

一人ひとりの目線で、日々の暮らしの中で共通して感じている問題について考察し、深層心理から掘り下げていく。 この視点の本質は、大量生産・大量販売・大量消費でものごとを捉えることができた高度経済成長期の発想からの転換であり、成熟社会となって多様性や一人ひとりの個性を重視するこれからの時代に求められる発想の下で、① 心豊かさを感じる生き方、② 夫々の思い描くこうありたいと願う暮らし方、③ 暮らしの中の様々なシーンでこうしたいと思うストーリーの実現 について、様々な視点から考え多面的にアプローチしていくために必要な知識を提供する。 (生活者の視点、消費生活問題に関する詳細はこちら)


3.経営の視点

企業を経営していく上で抱えている問題について考察し、組織心理からも掘り下げていく。 この視点では、高度経済成長期に培われた成功体験、高度経済成長を前提として築かれた様々な経営理論に内包する “問題意識の問題” にメスを入れ、成熟社会にあって目まぐるしく変化していく経営環境の変化に適応し、あるいは、新たなムーブメントを巻き起こし、社会のニーズや一人ひとりのニーズにきめ細かく対応する経営戦略や経営施策を構想し展開していくために必要となる知識を提供する。 経営問題、経営の視点に関する詳細はこちら




【用語】

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